こんにちは mocciです。
本日はクレジットカードのお話です
先日、AMEXとMarriot より
現在発行している「SPG AMEX」カードの後継となる
「Marriot Bonvoy AMEX 」カードの発表がありました。
その変更により、特典も変更となりましたので、
今回はその内容をまとめてみたいと思います。
主変更点一覧
今回の主な変更点をまとめてみました。
「SPG AMEX」を持っている方は、自動的に「Marriot Bonvoy AMEX プレミアム」に移行されると案内がありましたが、
希望者には「Marriot Bonvoy AMEX」への変更も可能とありましたので、併記いたしました。
ポイント（＝マイル）の貯まりやすさは変わらない。
Marriot Bonvoyのポイントは3ポイント/100円と珍しいレートで貯まり方します。
航空会社へのマイルの交換は3ポイント＝1マイルで交換できますので、
100円＝1マイルは変わりません。（ANA/JAL含むほとんどの航空会社にて。）
しかも、60,000ポイントをマイルに交換する際は、ボーナスで5,000マイル付与していただけます。
この時は60,000ポイント⇒25,000マイル（通常20,000マイル+ボーナス5,000マイル）なので
100円購入にて1.25マイル貯まるレートとなり、
ANA/JALのゴールドカード（100円利用で1マイル）以上の効率を誇ることができます。
そのため、「SPG AMEX」は人気だったのですが、
「Marriot Bonvoy AMEX プレミアム」も、ポイントプログラム自体は
継続されるということで一安心です。
ただ、「Marriot Bonvoy AMEX」は 2ポイント/100円 のレートとなってしまいますので、
ポイントの貯まるペースが悪化します。
もし、日系の航空会社のマイルに変換することを前提としている方は、
「Marriot Bonvoy AMEX」への変更は避けて、
航空会社のGOLDカードの方が年会費も安くマイルの貯まりやすさは
良いと考えられます。
年会費はおよそ1.5倍増も、家族カードを1枚発行している方は微減
本変更により、「改悪」との声が上がっている理由の一つとして
年会費の上昇があると思います。
34,100円から49,500円の変更ですので15,500円増、上昇率にしたら1.45倍です。
カードの手数料に5万円弱払うのは抵抗ありますよね。
ただ、今回の変更により、家族カードが1枚無料となってますので、
すでに家族カード発行している方や、家族カードを前提にして申し込もうとしている方は
現状に比べて、2,650円お得になります。
上記のような方は特に年会費面での問題はないと思います。
無料宿泊券にカード利用実績条件が追加
「SPG AMEX」に申し込んだ方の理由として、
大きな理由を占めていたと思われる、無料宿泊券ですが、
今回、ここにカードの利用条件が付帯されてしまいました。
年間で150万円の利用がないと、この無料宿泊券が付与されません。
今まで、少し年会費高いけど一泊いいホテル泊まれるからいいかと
捉えていた、私の様な人には少し衝撃的だったかもしれません。
しかも、年会費が上がっているので、
1泊で元が取れるかは微妙なラインになってきたとも言えます。
また、条件の年間150万円の利用も、
評価が分かれる微妙なラインではないでしょうか？
月に12～13万の支払いを続けないとならないので、
家賃や保険などをクレジットカード決済されている方は有利と思いますが、
150万も利用できないと思われる方は目玉の一つである特典が失われてしまいますので、
わざわざ高い年会費を払って持ち続けるメリットは少ないかと思われます。
Marriot BonvoyのステータスUp要素の追加
「SPG AMEX」から「Marriot Bonvoy AMEX プレミアム」に移行により、
付与されるMarriot Bonvoy のステータスはゴールドで変更ありません。
ただ、一つ上のプラチナ獲得へ近づく足掛かりが2つ増えました。
一つは宿泊実績が5泊から15泊に増加されました。
プラチナには年間50泊の宿泊実績が必要なため、10泊分短縮されたといえます。
もう一つは年間400万の利用により、プラチナの資格を得ることができます。
そこで気になるのが、ゴールドとプラチナの特典に差だと思います。
大きくは
・ポイントボナースが 25％から50％へ
・ウェルカムギフトに ポイントだけだったのがポイントor朝食orアメニティの中から選択できる。
・ルームアップグレードに 一部スイートも含まれる。
・優先レイトチェックアウトが 14時から16時に
・ラウンジへのアクセスが可能になる。
といったところですが、いかがでしょうか？
ステータスへの評価は個人差が一番大きく出るところかなと思います。
数多く泊まる方は、朝食無料はもちろんラウンジや16時レイトチェックアウトも
宿泊の幅も増えてありがたいと思います。
反対に、「たまに無料宿泊券でいいところ泊まれればいい」と考えていた方には
そこまではうれしいとは言えない特典ではないでしょうか。
まとめ
「SPG AMEX」から「Marriot Bonvoy AMEX プレミアム」へ移行による変更点をまとめさせていただきました。
ポイントとしては以下と感じてます。
・ポイント（マイル）貯蓄効率は変わらないものの、家族カードを持たない人はコストパフォーマンスが低下する。
・さらに、年間150万の利用の目途が立たない場合は、無料宿泊券がもらえない可能性があり
・Marriot Bonvoy のステータスアップへのメリットは個人の宿泊スタイルによって評価は異なる。
・「Marriot Bonvoy AMEX」への変更はポイント効率、ステータスの観点からもおすすめはできない。
総合的に、今回の変更でお得感はかなり減ったかなと思います。
一方、今後、Marriot グループは国内に数多くのホテルの開業を予定しております。
そちらを期待しながら、持ってみるというのも一つあると思います。
いずれにしろ、早く海外のホテルにも泊まれる時期が来ることを心待ちにしております。